タンザニア:農業分野
農業分野プログラム
タンザニア北部の地域は、沖積土と火山性土が特徴です。
タンザニア北部の地域の主な農産物は次のとおりです。
- シリアル:トウモロコシ、米、キビ、シコクビエ
- 根菜類:キャッサバ、サツマイモ、ジャガイモ、ヤムイモ、サトイモ(ココヤム)
- 豆類:緑豆、豆、牛豆、エンドウ豆
- 油糧種子:ヒマワリ、ゴマ、ピーナッツ
- 野菜:オクラ、ナス、玉ねぎ、生姜、レタス、トマト、ほうれん草、にんじん、唐辛子、アマランス、カボチャ、キュウリ、スイカ、カリフラワー
- 果物:ジャックフルーツ、バナナ、アボカド、マンゴー、パパイヤ、オレンジ、グアバ、ココナッツ、カルダモン、シナモン、パイナップル、桃、レモン、ライム、ブドウ、みかん、梅、梨
- 輸出用作物:コーヒー、紅茶、ココア、カシューナッツ、バナナ、アボカド、サイザル麻や綿などの繊維植物
- 家畜:牛、山羊、羊、豚、鶏、アヒル、七面鳥、ロバ、ウサギ、養魚
農業はタンザニア経済の基盤であり、人口の80%が従事してる産業です。
しかし、季節や気象状況に依存します。干ばつなどの天災は農業産業に壊滅的なダメージをもたらす可能性もあります。 また、農業従事者のほとんどが同じ作物を同時に販売しているため、農家の収入は平均は低いというのが現状です。
農業トレーニングセンターについて
農業トレーニングセンターは農家従事者の教育訓練機関です。
タンザニアの農業生産の専門化、ひいては食品の安全性、収入、開発などの分野に力を入れています。
この機関は、中学校を卒業した農業従事者を対象に最新の農業に関する知識やスキル、トレンドなどに教育機会を提供しています。
トレーニングセンターの規模は大きく(500ヘクタール)、150人の常勤従業員と最大200人の季節雇用者を擁し、教育目的と運営費となる収入創出の目的で独自で運営する農場でトウモロコシ、野菜、デスモジウムやエレファントグラスなどの飼料作物を栽培しています。
農場には、建設用の砂利と布製レンガ製造用の石破砕機を備えた採石場もあります。
約500人の学生が農業トレーニングコースを受講しています。
センターでは、地域の農家を対象とした短期コースやセミナーも提供しています。
農業センターでのリモートインターンシップ
インターン生は、特定の関心分野に焦点を当てることができます。
たとえば、農業従事者の育成やサポートなどの国際協力・開発分野に興味がある場合は、教材の準備やワークショップの準備や実施のサポートなどのタスクに携われます。
また、植栽、施肥、収穫、放牧、害虫駆除、生産性の向上などの農業活動の計画および管理作業の一部、トレイナーやアドバイザーとのミーティング等にも参加可能です。
農産物の開発や販売の支援もリモートにて携わることができます。
スーパーバイザーとなるインターン生担当者は修士等を持つトレーニング機関の講師が指導を行います。
このインターンシップで学べること
- 東アフリカにおける現代の大規模な工業化された農業方法や現状について学べる
- タンザニア国内および輸出目的で栽培可能な作物について栽培方法や現状、課題などを専門的に学ぶことができる
- タンザニア国内の家畜産業の現状について
- 農業教育の方法や農業従事者のトレーニング内容について学び、実践に携わる事ができる
インターンシップの特徴
- タンザニアの一番規模の大きい農業トレーニングセンターでインターンをし、学術的に専門性の高い担当者が指導・アドバイスをしてもらえる
- 理論は勿論、実践的タスクを組み合わせることが可能
- 農業作物や家畜飼育を含む幅広い農業活動がカバーされている
- 東アフリカの熱帯地域での農業開発や農業従事者や地域の農家トレーニング方法について学ぶ