アメリカ渡航後の税金について

はじめにー税金についての基礎知識ー

税金はどこの国でも徴取が行われます。この記事はJ1ビザでアメリカのオペアプログラム参加者向けの税金についての説明です。

オペアプログラムではオペアの滞在中はホストファミリーからの支払いが発生します。そのため、アメリカ政府にも稼いだお金の一部を収める必要が出てきます。

国のサービスや施設を支えるための税金となるため、税金は残念ながら無視することはできません。
この記事では、プログラム中に収める必要のある税金を「連邦税(Federal taxes)」と表現します。

また、その他の税金についてもNoteにてまとめていますので、準備の際に参考に確認いただけると嬉しいです😊
(Noteの記事はこちらから)

Internal Revenue Serviceとは日本での国税庁

Internal Revenue Service(IRS)は、税金の徴収を担当する連邦政府機関で日本の国税庁にあたります。ホストファミリーの居住地やオペアとしての収入額によっては、税金の額が変わります。また、国だけでは無く、州に対して税金を支払う必要がある場合もあります。IRSではなく、州の税務署へ税金を納める必要があることを頭に入れておきましょう。

税金の支払いは必須?ー法律で決まっているためしっかり確認しよう!ー


アメリカの法律では、アメリカ滞在中に稼いだお金について確定申告をすることが義務付けられています。その年度の税務書類がIRSから発行されれば、自分の収入に基づいた課税額が分かります。
今後IRSから詳細が発表されると思われますので、発表された際には皆様にお知らせする予定です。
過去の例では、課税所得の約10%が税金の支払いが求められる額でした。また、州によっては、その州内で働いていて一定額以上の収入がある場合、追加の納税を要求されることがあります。
州ごとに申告基準が異なり、その州で申告をしなければならないかどうかが決まりますので、渡航後にホストファミリーもしくはコミュニティーカウンセラーに確認をしましょう。

確定申告にはSocial Security Number(社会保障番号)が必要!

この、アメリカのSocial Security Number(社会保障番号)は、日本でのマイナンバーに当てはまります。日本のマイナンバーよりも用途が広く、口座開設や運転免許証、SIMカードの契約等々、求められる場面が多いため アメリカのSocial Security Number(社会保障番号)を取得をした方がアメリカの生活はスムーズになります。アメリカでの確定申告にも、このSocial Security Number(社会保障番号)が必要なので取得しましょう。アメリカでのSocial Security Number(社会保障番号)取得方法については”社会保障カード”の項目をご確認ください。

1040NRー非居住者用の米国連邦所得税申告書ー

1040NRと呼ばれるフォームは、アメリカの非居住者用の米国連邦所得税申告書のことです。
ほとんどのオペアにとって、この申請書で問題ないです。
最新の1040NRフォームはこちらから

税金の支払い期限について

前年度の所得金額は、翌年4月15日までの申告が必要です。例:2020年中の所得を2021年4月15日までに申告する必要があります
すでに帰国している場合でも、その年に申告基準額を超える収入を得た場合は、確定申告が必要になるのでご注意ください。

社会保障カード

社会保障庁は、国務省認可のオーペアプログラムに参加するオーペア/コンパニオンに「DHS 認可で就労のみ有効」な社会保障カードを発行します。就労制限付きソーシャルセキュリティーカードを申請するには、オーペアは、地域のソーシャルセキュリティーオフィスに直接出向かなければなりません。以下の書類を持参して、米国到着の4営業日後に行くことができます。

  • 有効なパスポート
  • DS 2019フォーム
  • CBPのウェブサイトからプリントアウトしたI-94カード
  • 1年以上前の身分証明書(例:パスポート、運転免許証、出生証明書など)
  • 一部のオペアプログラムの参加照明が必要になることもあります。参加レターを持参することをお勧めします(オペアポータルから参加レターをダウンロードできます)

 

社会保障庁は、社会保障カード番号を割り当てる前に、SEVISでオペアの状態を確認します。情報に矛盾がある場合、社会保障事務所はオーペアの社会保障カードを拒否することがあり、さらに時間がかかる手動でのデータ検証を要求します。
社会保障局が社会保障カードを発行できないため、申請書と書類を返却した場合は、渡航後のローカルカウンセラーもしくは、メールでapiacompliance@aifs.comまでお問い合わせください。

その他ー参考資料ー

国税庁のホームページに、オペアと税金に関する情報が掲載されています。こちらのサイトでご確認下さい。

H&R Block Expat Tax Servicesでは、有料でオーペアの連邦税申告書および必要とされる州税申告書の作成サポートのサービスもあります。

コミュニティカウンセラーを含むAu Pair in Americaやワールドユナイトのスタッフは、公式な連邦税や州税に関する申告書作成の資格がありませんので、専門家によるサポートが必要な場合はH&R Block Expat Tax Servicesや他の税務専門家を利用することをお勧めします。

※但し、Au Pair in AmericaとWorld Unite!は、H&Rブロックのウェブサイト上のコンテンツと提携していないため、内容に関しての責任は負いかねますのでご注意くださいませ。

また、その他の税金についてもWorld Unite!のNote記事にまとめています。
こちらも準備の一環として目を通して置いていただけますと嬉しいです😊(Noteの記事はこちらから)