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グローバルオンラインインターンシップ参加者の声:
秋寄歩美さん

 

女性や子供の支援を行うNGOでのインターンシッププログラム(インド)に参加した秋寄歩美さんからのフィードバックをいただきました😊


参加プログラム :
女性や子供の支援を行うNGOでのインターンシッププログラム
国 : インド
期間 : 1ヶ月
参加した国・分野を選んだ理由: インドを選んだ理由は、人権問題に関する本でよく例として書かれる国の一つだったからです。高校三年生から大学一年生にかけて、女性人権問題に関する仕事に就きたいと考えて本を読んでいると、インドの女性の地位について書かれたものを目にしました。そこから学生の間にインドで働いて現状を学びたいと思うようになりました。
教育分野を選んだ理由は、三つあります。一つ目は、子供の視野を広げる助けになるという教育業界の魅力を感じるようになったからです。二つ目は実際にどのような人と働くのかを知り、将来の自分の姿をより明確にしたかったからです。三つ目は教員免許取得のために学んだ知識を活かして子供たちの将来に貢献したかったからです。


インターンシップの内容を簡単に教えて下さい!

大きく分けて二つあります。
一つはHIV疾患を持つ、子供たちの教育サポートです。私は週に二回のレッスンで、日本の文化を教えました。一回のレッスンは一時間です。内容は、折り紙、日本昔話、手遊び、ひな祭り、他伝統行事についてです。折り紙とひな祭りのレッスンでは、工作の時間を設け、紙飛行機、蝶、カエル、雛人形を作りました。ハスミックさんに子供たちの材料を揃えてもらい、画面ごしに教えました。
二つ目は、ソーシャルメディアの運用です。毎週二つから四つの話題についてInstagramとFacebookに掲載する記事を書きました。内容は、自分で決めるときもあれば、インターンシップ先が決めたものについて書くこともありました。

インターンシップを始めるに当たり不安なことはありましたか?
語学力に不安を感じていました。流暢な英語を使えないので、業務が遂行できるか心配でした。

World Unite!のスタッフのサポートはどうでしたか?
すぐにラインで対応してくださいました。

楽しかったこと、勉強になったこと、失敗談など
日本のゲームについてビデオを作成したときに達成感を得られたことが一番の思い出です。作成中は大変だと感じることばかりでした。中でも「見ている人が楽しいと感じるビデオを作ること」「日本について知らない相手に簡単に分かりやすく昔ながらの遊びを伝えること」が一番大変でした。自分の中で「なんとなく分かる」という感覚を、多文化の人に論理的に端的に伝えるために言語化する必要があったからです。作り上げた後、メールでハスミックさんに子供たちは喜んでくれると思うと言われ、一生懸命さは仕事の中で現れるのだと感じました。一番大変な活動をやり切ったからこそ、学びの多さを感じ、それが達成感につながったのだと思います。
勉強になったことは、机の上の学びと実践や体験をバランス良く積むことの重要性です。知識を実践に移すには、回数を重ねる必要があるのだと子供たちへのレッスンを通して感じました。この経験を通して、子供の支援と福祉について詳しく学ばなければ、子供の環境を改善することができないと痛感しました。今後何を深く学ぶとさらに成長できるのかを、経験を通して気づかせて頂きました。
失敗したことは山のようにあります。特に失敗したと思ったのは、インターンシップ第一週目にあまり相談をせずにInstagramとFacebookに記載する記事を書いて、やり直しの量が多かったことです。目的意識のずれが原因でした。そこから納得するまで質問をして目的意識を共有する不可欠性を学びました。

参加して良かったと思うこと
三つあります。一つ目は、目的を常に考えて行動するようになれたことです。業務内容一つ一つの目的を確認することで、相手の求める仕事を効率よくすることができることを失敗から学びました。
二つ目は、教育業界で働く姿を想像できたことです。実際にどんな人と働くのか、自分に足りないものは何かを明確にすることができた良い機会でした。
三つ目は、自分の憧れる将来像に近い人と一緒に働けたことです。興味のある業界で働いたことで、その人と話をしたり、働いてるところを実際に見たりすることが出来ました。そのおかげで、日々の生活で憧れる人のようになろうと、日常生活から目標に向かって時間を使う意識を持てるようになりました。

今後の目標や進路
これから社会福祉主事任用資格取得に向けて大学で学ぶ予定です。大学の講義で学んだことはすぐに経験と結び付けられるよう、積極的に活動に参加したいと思います。
進路についてはまだ確定していませんが、地域研究を行える大学院へ行き、貧困問題から生じる社会問題とそのアプローチ方法を学びたいと考えています。将来は視野を広く持ち、知識を実践に移すことができる人になりたいです。


これから参加される方、参加を検討されている方にメッセージをお願いします!

私は自分から「このようなことをしたい」と提案できる機会が多かったです。失敗を恐れずに自分の考えを表現することを楽しんでください。
語学力が堪能なことに越したことはありませんが、完璧に話せなくても心配する必要はありません。自分の語学力をインターンシップ先の方に正直に話して、ミーティングや活動の前にコミュニケーションが取れるように準備を十分にすることで、相手との意思疎通が図りやすくなります。また、下準備を怠らない姿勢が、言語で上手く表現できなくても意思を伝える手段になると、今回の経験から感じました。
十分な時間がある時に参加することをお勧めします。

World Unite!インド現地コーディネーターからのコメント
日本人の働き方や言葉の壁が大きく異なるので、かなり大変だったと思いますが、レッスンを計画し、しっかりと準備し、実施するという彼女の多大な献身とやる気の高さにとても感謝しています。 彼女の参加時の良かった点は、早めに参加を確定していたので、彼女のタスクを1か月前に計画を行い、プログラムの開始時には彼女はすでにしっかりと準備ができていたということです。インド国内では日本の情報はマンガなどのイメージが強いです。子供たちは彼女のセッションを毎回楽しみにしており、漫画以外の情報の日本、お祭り、ゲーム、日本の伝統的な物語について、知ることができたのでとても良いでした。
インターンシップ先は彼女の仕事にも非常に満足しており、頻繁に起こるインターネットの接続の問題、子どもたち、特に男の子たちのやんちゃな行動にも耐えており、とても彼女には感謝しています。 子どもやスタッフ皆、”ありがとう”、”こんにちわ”などの日本語を彼女から学び、とても楽しみました!スタッフも子どもたちも、私たちは歩美のことが大好きで、彼女にはとても感謝しています!