ウミガメ保全・自然保全ボランティア(自然エリア)

タンザニアのザンジバル諸島の環境保全ボランティアプログラム、”マザー・ネイチャー・プログラム”では熱帯雨林や海辺等で様々なボランティア活動を世界各国から集まる参加者と共に行います。

年齢問わず、動物や自然が大好きな方や、ザンジバル諸島の現地でしか見られない珍しい動植物の保全活動、子ども達への教育活動等に携わってみたい方にピッタリのプログラムです!

プログラムの活動内容

ザンジバル諸島のプログラムは実施場所が2か所あり、それぞれ拠点チームにより運営されています。森の中にある快適なキャンプ自然エリア若しくは、海に面したバンガローを宿泊地とする海辺のエリア&拠点場所として、活動を行います。活動内容の詳細は海辺エリアはこちらをご覧ください。

自然エリア

実施場所について

ジョザニ森林国立公園周辺では、生物学の学位を持った指導者が活動の調整を行います。
活動のリクエスト等は相談に対し、柔軟に対応してくれます。

熱帯雨林周辺に生息する動物や生き物を見ることができるのも特徴で、百年の間ほとんど変わっておらず、観光の影響を受けていない地域です。プログラム参加者は活動を通して、現地コミュニティの一部になり、ザンジバルの伝統的な生活や文化を体感できます。

宿泊場所は自然エリアでは、World Unite!が運営するフォレストキャンプ、若しくは地域おホストファミリー(フォレストキャンプ周辺のファミリーを手配します。)から選べます。

※アップグレードのプランは要問合せ

また、ボランティア活動の大半は宿泊施設から半径3km以内に位置し、自転車でアクセスできます。

エリア間の移動について

毎週水曜日には、2つの場所(ジョザニアの森とヌングウィ)間を移動するために追加料金なしでシャトルを使用することができます。
※組み合わせの例:2週間ジョザニ+1週間マテムエ、2ヶ月のジョザニと1ヶ月のヌングウィ等。もちろん、滞在期間中は1か所に滞在することも可能です。

環境保全ボランティアプログラム ー マザー・ネイチャー・キャンプ ー(タンザニア・キリマンジャロ)を組み合わせると、別々に予約するより安い組み合わせ料金となります! 詳細はお問い合わせください。

 

宿泊場所

宿泊場所は自然エリアでは、World Unite!が運営するフォレストキャンプ、若しくは地域おホストファミリー(フォレストキャンプ周辺のファミリーを手配します。)から選べます。海辺エリアは、海水浴場に面した、ウミガメ保護区のバンガローに滞在します。

フォレストキャンプ

World Unite!が運営するフォレストキャンプはジョザニ国立自然公園の隣のエリアに位置しています。 World Unite!ザンジバルのマザーネイチャーキャンプの参加者専用の宿泊施設です。

3つのサファリテント(6 m x 3 m x 3.50 m)には、蚊帳付きの2段ベッドが3つあり、最大6人が宿泊でき、世界各国から参加するボランティア参加者と相部屋となります。 テントは頑丈な木製の茅葺き屋根で覆われており、雨や太陽からテントを守っており、窓はカバー付きの網戸のため、風通しも良く、調節ができるため、快適に過ごす事ができます。

施錠可能なキャビネットがあるため、貴重品の収容も可能です。 頑丈な建物内にトイレ、シャワー(温水も出ます)を備えています。
各テントには、木製のベランダデッキがあるため、自然の雰囲気を楽しむことができます。

テントのすぐ隣には、太陽と雨から保護する大きな帆で覆われた、広い共同スペースがあります。世界から集まる参加者同士の歓談やボランティア活動のためのミーティング、食事を楽しむための空間です。

キッチンはテラスの隣にあり、3食/日を提供しています。 ウォーターサーバーもあるため、参加者は追加費用なしでろ過して冷やした飲料水をボトルに補充できます。
また洗濯機の利用も可能です。

キャンプには3人の監視員がいて、24時間監視を行っています。貴重品はキャビネットの他、専用の貸金庫に保管できます。

(男女別にベッドの占有率を分けるようにしていますが、男性と女性の予約数の違いにより、異性同士が相部部屋となる事がございますため、ご了承ください)

ホストファミリー

ザンジバルの農村部の伝統文化や生活体験をご希望の場合は、ホストファミリーの手配も可能です。(フォレストキャンプの徒歩圏内のファミリーを調整)
ホストとなる家族は外国人ゲストのホスト経験がないファミリーもいますが、とてもフレンドリーで、自分の家族のように接してくれます。

ホームステイでは、個室での宿泊となりますが、同性の参加者2-3人で予約した場合、同じホストファミリーで相部屋を調整することも可能です。
※文化的な理由から、異性同士での参加者に対して相部屋を提供することはできませんのでご了承ください。

シンプルな家具や作りとなっており、また、家庭によっては電気のない家庭もあります。夜間の照明は石油ランプ等の使用が必要な場合があります。また、通常、トイレは竪穴式のものです。
シャワーはバケツ等を使い入浴を行います。
このような生活条件は、ザンジバルの人口の大部分の現実であり、ホストファミリーでの滞在は “本当の “ザンジバルの生活を体験が可能です。
またホストファミリーに対して宿泊施設の提供に対し支払いを行っております。そのため、ホストファミリーの家庭の収入へ貢献する仕組みとなっています。

 

プログラム中の食事について

フォレストキャンプとバンガローの食事タイプはザンジバルと西洋料理のミックスです。

食事例:

  • 朝食→チャパティ(小麦の平べったいパン)に蜂蜜やジャム、フルーツ、コーヒー・紅茶を添えたものや、ウロージョ(ザンジバル産のジャガイモとマンゴーのスープ)
  • 昼食・夕食→魚と野菜のココナッツソース、ピラウライス(ザンジバルのスパイスライス)、スパゲッティ・ボロネーゼ、ウガリ(コーン粥)、豆とムチチャ(アマランサスの野菜)など

ホストファミリーに宿泊する場合の食事はザンジバルの料理がメインです。

※ヴィーガン向けの食事の提供は難しいですが、ベジタリアン向けの料理は可能です。

自然エリアの活動

レッドコロブスサルの保護

レッドコロブスサルは絶滅危惧種で保護された種ですが、農地での作物の被害により、地元の農家によって殺されてしまいます。
絶滅危惧種のサルであっても、現地では農家からすると生活を脅かす動物なのです。
生物学の教師モハメッドの指示の下、様々な工夫を凝らし、プログラム参加者はボランティアとして、現地の農民協同組合と協力してサルを農地から遠ざけます。

これまでの活動例:リサイクル材料で作るかかしの設置、サルの嫌いな生け垣の植え付け、サルの代替食料となる植物の植え付けなど

過去のボランティア参加者によって作られたサル除けの”猿の楽園”と呼ばれる仕組みは現在も役に立っている様です。

また、ブルーサイクスモンキーズやブッシュベイビー(ガラゴス)などの別種のサルも、プロジェクトや滞在を通して定期的に見かけることができます。

爬虫類の保護

生物学の教師であるモハメッドは、ムウンゴニ村で20年間小さな動物園”ザラパーク”を運営しています。
動物園には主にヘビ、トカゲ、カメなどの地元の爬虫類がいます。
この様な人間に危険を与えない動物でさえ、迷信を信じた現地の人たちにより殺されることは珍しくありません。
現地の小学校の授業の一環として無料で小さな動物園を訪れ、子供たちに動物について正しく教える活動が行われています。

この活動は、動物園を訪れる観光客の入場料の収入によって運営されています。

プロジェクトの一環としてプログラム参加者は観光客を案内や、園内の改善のための取り組み、動物の餌やり、子供たちへの説明などの活動に携わります。

ウミガメ保全活動

ジョザニ国立自然公園の入り口では、現地の農協組合がウミガメを大きなプールにて飼育しています。

プールに入れたウミガメを見るために観光客が支払った入場料は現地の猿に食べられてしまった農産物の補填の資金となります。
※ウミガメ保全用プールは国連により提供されたものです

プログラム参加者は、ウミガメ保全プロジェクトを通して、ウミガメ保全の活動を学ぶだけでなく、教育活動等も行い、知識を現地の人たちへ共有します。

環境教育

現地の小学校は授業でザラパークを訪問するだけでなく、World Unite!の拠点となるフォレストキャンプにも訪問します。
フォレストキャンプの訪問では太陽エネルギー、肥料のためのトイレ、リサイクル、キーホールド・ガーデニング(水を沢山使わず、台所で出る生ごみなどを使う方法)について子供たちは学びます。

プログラム参加のボランティアは遊び心のあるユニークな方法で現地の子どもたちに対して環境学習のワークショップを行います。

さらに、ボランティアは現地のムンゴニの村の幼稚園や小学校にて生物学と環境保護の授業の実施にも携わります。

エコツーリズム活動

現地のムウンゴニコミュニティツーリズムイニシアチブは、マングローブ、自転車ツアー、ハイキング、観光客への村のツアーなど、様々な小旅行やアクティビティを提供しているムウンゴニ村の市民団体です。
団体では、ムウンゴニ村の森とマングローブに構える2つの観光宿泊施設を運営しています。団体の利益の半分はコミュニティ開発のプロジェクトに使用されます。

ムウンゴニ地区の幼稚園と小学校の運営、また、井戸の建設は、収益の一部を資金として使用しています。

プログラム参加者は、市民団体のメンバーに英語とサービススキルを教えるワークショップ等も実施します。
(例:外国人観光客とのコミュニケーションスキル、サービスレベルの向上を目的とする)

市民団体が運営する、プログラムアクティビティやツアー、観光客の宿泊の準備などのサポートも行います。

※World Unite!ではジョザニタートルセンター、ザンジバルバタフライセンターなど、専門的な分野や観光専攻やツーリヅムの分野でインターンシップも手配しています。
インターンシップご希望の方はお問合せください。

パーマカルチャー

パーマカルチャーは、持続可能で資源に最適化された土地利用の概念です。

World Unite!はムウンゴニ地区の農家さんたちが参加するパーマカルチャー研修を後援しています。

ムウンゴニ地区では、パーマカルチャー農業技術取り入れて作業をしている様子が見られます。

また、宿泊施設のフォレストキャンプの敷地内には、果物、野菜、ハーブなどをキーホールド・ガーデニング(水を沢山使わず、台所で出る生ごみなどを使う方法)で行っています。
※キーホールド・ガーデニングは、片側に鍵穴状のくぼみを持つ円形の庭園です。

キーホールド・ガーデニングの形状は、栄養素となる肥料を植物に与えることを可能にします。
また、レタス、ピーマン、特定のハーブなどの本来はザンジバルで育てることができない植物の栽培も可能になります。

ヒラタケ(キノコの一種)が栽培されているキリモハイ有機キノコ農場での観察や農作業ボランティアも可能です。

プログラム参加者として、これらのフォレストキャンプ内での農地や農家提携先で野菜や果物の栽培をサポートを通し、実践的にパーマカルチャーの原則を学ぶことができます。

マングローブの植林活動

World Unite!のプログラムの活動では定期的にザンジバル最大のウジ島とムンゴニ村間の地区にマングローブを植えています。
マングローブは、林として沿岸の侵食時に対して非常に重要な役割を果たします。
魚、カニ、ムール貝、エビなどの多くの海洋生物の繁殖地としての機能を果たすため、マングローブ保護は保護される必要があります。

プログラム参加者としてマングローブの植林活動を行い、環境保全に携わります。

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